税理士の山本です。
「会計事務所って何をしてるのでしょうか?」
税理士の仕事は、生活に密着しているサービスではないので、
会計業界未経験の方は、あまりイメージがつきにくいと思います。
私自身、会計事務所に初めて就職するときは、全く仕事のイメージが付いていませんでした。
「簿記と税金の知識を使うんでしょ?」くらいの感覚です。
我ながら、大いなるリサーチ不足ですね。
そんな会計事務所の仕事ですが、ざっくり大枠をお伝えしますと、
①クライアントの会計資料(レシートや通帳や請求書など)を預かる
②会計資料を見ながら、会計ソフトへ仕訳を入力する
③1ヶ月分の試算表を完成させ、クライアントに経営成績を報告する
④①~③を毎月繰り返し、1年経ったら決算(利益と税金の確定)を行う
この繰り返しが仕事の7割を占めます。
ただ、請求書の見方などは学校では習わないので、
「どの金額が売上?」「いつの日付で入力?」など、書類の読み方から学ばないといけません。
未経験の方の場合、①と②を身に付くまで訓練して、経験を積んだら④の決算を覚えていきます。
ここで会計事務所選びで気を付けていただきたいポイントを1つお伝えすると、
「未経験で入社して、すぐ外勤を担当させられる事務所はヤバイ。」ということです。
※車を運転したことがない方に、急に公道を走ってもらうくらい危ないです
あなたが未経験にも関わらず、勤め始めた事務所がそうであれば、
よほど人手不足か、人使いの荒い事務所ということは、知っておいて損はありません。
未経験の方は、所内作業からゆっくりじっくり覚えていきましょう。