税理士の山本です。
会計事務所に未経験で入社なさったのであれば、
新卒でも既卒でも、入社直後にする仕事に大きな差はありません。
領収書のファイリング、コピー、スキャニングといった作業に始まり、
会計ソフトの入力、法人税申告書の内訳書作成、そして申告書の作成へと進みます。
つまり、まずは内部作業で経験を積むことになります。
そして、所長税理士や先輩とともに、
お客様の来所に同席し、お客様訪問に同行し、いずれ1人でお客様を担当することになります。
※女性にはお客様を担当させない税理士事務所もあります。
男性経営者のもとに1人で女性を向かわせること自体、リスクがあるためです
なお、最近は、
「未経験でも、2~3か月で決算を組めるようになる!」
(実態は、組めるように強制的に仕事を押し付ける)
「未経験でも、2~3か月で担当を持てる!」
(実態は、仕事が多すぎるため、担当を持たせる)
というよう採用文句を求人欄に載せる事務所も増えてきています。
適切な知識・経験がないうちに担当を持たされるのは悲劇です。
入社してすぐ担当を持たされ、訳の分からない仕事を押し付けられ、
プレッシャーに潰されて業界から去っていく方も見てきました。
どうか、耳当たりのいい言葉に騙されないようにご注意ください。